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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/25/22:04

11250936 古きを温ねて新しきを無視する~この~、大バカ者が!~

自衛隊は不思議な集団です。



自衛隊賛助会の会員は、自衛隊の問題点を指摘することなどなく、何でもかんでも認めてるだけの集団になっています。



自衛隊が不思議な存在だというのは、たとえば「特別儀仗隊」がその典型です。



コシノジュンコさんデザインの新しい制服が採用されましたが…個人的にはあまり好きではありませんが…、特別儀仗隊が持つM1ガーランドですが、初儀仗から60年の間、M1ガーランドが使われています。



小銃を国産で開発している国では、通常では国産の小銃を使用しています。制服は日本人デザイナー、隊員は日本人、持っている小銃はアメリカ製とちぐはぐです。あまりこうした指摘はありません。「ブルーインパルス」が国産のT-4を使うのが、こうした国産を使うという目的からです。



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 「九九式(短)小銃」をご存知でしょうか?



 日露戦争後に採用された三八式歩兵銃を大切に使っていた日本軍ですが、日米開戦後に採用された九九式小銃が製造されました。



 警察予備隊の発足で、武装解除された日本軍から回収された九九式小銃を警察予備隊は再び九九式小銃を警察予備隊員は手にしました。


 


 朝鮮戦争で米軍装備品が朝鮮半島に回されたこともありますが、これは小銃だけに限ったことではありません。



 海自護衛艦「わかば」は19561971年に運用されていました。



 「わかば」は旧帝国海軍駆逐艦「梨」として橘型10番艦として就役しました。1945728日、米空母機動部隊艦載機の攻撃を受け爆沈しました。



 「梨」が引き上げられ、レストアされ「わかば」として就役します。ちなみに、海底から引き揚げられた翌年には、当時の最新鋭戦闘機「F-86F-40」が空自に引き渡されたます。



 米軍支給とはいえ最新鋭戦闘機を手にする空自、海底から引き揚げて再就役させる海自、旧軍の小銃を持つ陸自など、ちぐはぐなのは自衛隊の伝統なのです。



 誰もそれを指摘しない。指摘されないので、自衛隊側も全く疑問すら持たない。



 特別儀仗隊のM1ガーランドは、2020年の東京オリンピック開催に合わせ変更されるのではとも言われています。ただ、陸自の制服がまた変更される噂もあり、どうしてこうも「伝統」を重んじない軽薄さは自衛隊のDNAに深く刻み込まれたもののようです。

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