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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/29/21:10

12250950 大作戦

クリスマス・イブから北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が一大作戦を展開しています。

NORAD24時間体制で人口衛星の飛行状況、地球上の核ミサイル・戦略爆撃等の動向を監視しています。そのNORAD"作戦"とは…


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NORADの指揮監督権は、米合衆国大統領及びカナダ首相が持っています。司令部はコロラド州コロラドスプリングスのピーターソン空軍基地にあります。最も有名なのはシャイアン・マウンテン空軍基地に巨大な地下司令部です。

NORAD司令官は米北方軍司令官(大将職)が兼任し、副司令官はカナダ空軍将官(中将職)が勤めます。

クリスマス・イブから発動されている作戦は、NORAD Tracks Santa(ノーラッド・トラックス・サンタ)として、毎年行われている者です。

冷戦時代、1955年から始まったのが受け継がれてきました。現在では日本語のホームページもありますので、一度ご覧になってください(http://www.noradsanta.org/)。

筆者は本気モードで国家を守る米軍が、これまた本気で子供たちのためにサンタクロースを追跡するというのですから、日本国自衛隊にはまねのできないエンターテイメントだと思います。日本ではお・も・て・な・しなどと悠長な言葉で誇っていますが、エンターテイメントにはおもてなしも含意されているのを日本人は知るべきです。

きっかけは、コロラドにあるスーパーで、子供向けにサンタクロース・ホットラインが開設され、広告に電話番号が記載されましたが、間違えた番号が記載されてしまいました。その番号が偶然、当時のCONADNORADの前身)司令官席のホットラインで、子供からの電話に当時の司令官が真面目に「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」と回答して以来、クリスマスの恒例行事となりました。栗栖益男

これまで、NORAD職員及びその家族や友人たちのボランティアにより世界中の子供たちからの電話やメールの対応が行われ、インターネットも使われるようになりました。

NORADの公式ホーム・ページによると、NORADのレーダーシステムを使いサンタ・クロースが北極を出発する際にモニターし、通常、北米に向けて発射される弾道ミサイルをモニターしている衛星で追跡を開始します。

笑ってしまいましたが、監視衛星は赤外線センサーが搭載されておりロケットの発射を探知しますが、この赤外線センサーでサンタ・クロースを乗せたそりを引くトナカイの先頭の「ルドルフ」の赤い鼻から放たれる赤外線を追跡しているというのです。理に適ってます(笑)

ルドルフが赤鼻でなければ追跡できないのです。ルドルフに感謝しなければならないのです。

詳述はNORADのホーム・ページで確認してください。

日本国自衛隊がNORADに近付けるのはいつになるのか…途方もない時間が必要なようですが、私たち日本人が忘れた子供たちに対する気持ちを今一度思い起こす必要があるのではないでしょうか。

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