元自衛官の憂い The third
軍事的色眼鏡で見る世界
軍人は究極の合理主義者です。
合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。
軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。
家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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11031408 | 断捨離 |
不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとすることだそうです。やまりたひでこ氏の著書で発表されました。
自衛隊のイベント、陸海空持ち回りの「観閲式(観艦式も含む)」と陸の総火演も廃止すべきだと私は考えています。
私が在職していた時代は、まだ「中央観閲式」のみでしたが、準備に入るのは一か月以上前からです。
海上に近い駐屯地・基地に地方から部隊が集まり、毎日毎日行進の訓練をし続けます。
幹部連中は最高司令官閣下が臨場されるので、異様な緊張感がみなぎり髪型から腕や足を出す角度まで細かなチェックが繰り返されます。
防大、防衛医大、航空学生、自衛官候補など学ぶべき立場の隊員には大きな負担になります。行進が上手いからといって人事考課が上がるわけではありません。
いずれも、「自衛隊に対する国民の理解を深める目的」で行われていますが、陸の中央観閲式、空の航空観閲式は一般公募はなく限られた人のみしか観覧できません。といことは、国民の理解を深める機会にはならないということです。
前の『憂いnext ver』で、総火演について本土決戦を前提にする陸自火力は「日本本土で使用されることを考えると怖くなる」といった内容を書いたら、自衛隊ファンから抗議を受けました。
自衛隊ファンもしょせんは、この程度の認識なのです。
〝国民〟ではなく、一部のファンを満足させるようなイベントは即刻廃止すべきではないでしょうか。
長期にわたる準備期間、業務に対する影響などから考えれば、廃止も検討課題にすべきだと思うのですが皆さんはどう思われますか?
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