元自衛官の憂い The third
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07282352 | [PR] |
10091417 | 正法に不思議なし |
「正しい教えには不思議なことはなにもない」という意味です。
昨今、都市伝説など21世紀だというのに不思議な話はたくさんあります。
世代的に「M24」と書かれていると、〝戦車〟を思い浮かべますが、レミントン・アームズ社製のボルトアクション狙撃銃があります。
陸自ではレミントンM700をミリタリー用に改造した狙撃銃です。平成14年から配備され、現在は1200丁を超えています。
基本ですが「狙撃銃」とは、遠距離から目標を狙撃するために用いる精度が高く命中率が高い小銃です。遠距離の照準をしやすくするために阻コープなどの照準装置を備えるものを特に狙撃銃と呼ぶことがあります。
狙撃手とは、適切ない位置に移動しアンブッシュ(待ち伏せ)し、相手に覚られず照準し、少ない弾数で目標となった敵や犯罪者を確実に殺害もしくは無力化することが目的です。
映画『スターリングラード』では、実在した"ヴァシリ・ザイツェフ"が描かれていました。スターリングラード戦では、225名のドイツ軍将兵を狙撃に成功しています。同じ旧ソ連では、リュドミラ・パヴリチェンコという女性がスナイパーとして活躍していました。リュドミラは確認されたものだけで309名の射殺という記録が残されています。
ほかにはフィンランドのシモ・ヘイヘ(542名)、ベトナム戦争では米軍のカルロス・ハンコックが有名です。
狙撃手が近くに潜入されると、とても厄介です。巧妙にカモフラージュし所在を隠蔽しているため、位置はおおまかにしか把握できません。対策としては砲迫による攻撃、航空機による空爆で対抗するしかありません。
狙撃手1チームで部隊の動きを封じてしまうことも可能sです。
狙撃手育成は陸自にとって良いこと尽くめのようですが、陸自の狙撃手は不思議なことに「指揮官を守るため」なのだそうです。陸自のオリジナルな任務付与です。
陸自では「指揮官防護だけに専従させるわけではない」と説明しているそうですが、不思議な話です。正法に不思議なしなはずですから、正法ではないということでしょうか。
東日本大震災以降、自衛隊に対する賛辞が当然であるかのような風潮があります。確かに、震災では自己犠牲の上で活動を続けていました。ですから、震災での賛辞は妥当です。しかし、闇雲に賛辞を送り、無視してはいけない部分もあるはずです。納税者としてチェックは義務です。
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