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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/21:33

06242105 選挙なんかやってる場合?

アメリカからイランへの攻撃10分前に、トランプ大統領が決断して攻撃を中止したとのニュースが流れました。日本は至って冷静。どうして冷静でいられるのか私には不思議でなりません。




イランとアメリカが開戦すれば、主戦場はペルシャ湾となるのは明白で、トランプ大統領のメッセンジャーを気取ってイランを訪問した安倍さんは、開戦となれば日本関係の船舶もイランから攻撃を受ける可能性が飛躍的に高めてしまいました。つまり、安倍さんの大失態です。でも、なぜか日本は冷静です。




アメリカが開戦に踏み切れば、日本の重要なエネルギー輸送ルートであるペルシャ湾ですから、アメリカは応分の対応を求めてくるのは明白です。ここで、腹立たしいのはアメリカにとってペルシャ湾はほとんど価値のないエリアだということです。




ペルシャ湾(ホルムズ海峡)はアジアのエネルギー輸入国(日本、インド、韓国、中国等)にとり、まさに生命線となっています。2013年の資料では、世界の海上石油交易量の約30%がペルシャ湾のホルムズ海峡を通過し、この内の85%がアジアで使用されています。世界で最も重要なチョークポイント(戦略的に重要となる海上水路)なのです。




ホルムズ海峡(ペルシャ湾)警備はアメリカ海軍第5艦隊が担当しています。世界の警察官の名残です。




イランとアメリカが開戦したとしても、普通に考えれば、アメリカとイランの問題なので…と日本はサッサと中立を表明すれば良いだけのことです。しかし、この国は敗戦直後からの進駐軍とアメリカを崇めることに集中するあまり、日本の国益を二の次に星条旗に忠誠を立ててきました。




与野党政治家の誰もこうしたポチ外交に疑問を持たない。“戦後レジームからの脱却”?   自分で進駐軍の最高司令官殿とぬかずいておきながら、よくもこんな白々しいことを安倍さんは言えたものです。腹の中が見えます、「国民なんて何もわかってないから(笑)」です。




蓮舫さんにF−35を爆買いすると息巻く政府に、国会で「2番(の性能)じゃダメなんですか?」と尋ねて欲しかった。




与党は国民を馬鹿にしていますし、与野党議員は自分たちの主義主張に酔い痴れてるだけ。お勉強もせず孤独を楽しむ孤立主義者の集まり。こんなのが何百人集まったところで、日本のための政治なんて出来るはずがありません。




アメリカに忠誠を誓うのは、「核の傘」と与党(下手をすれば野党)議員が言うでしょう。世界で唯一の核兵器の被爆国でありながら、核兵器を日本に使ったアメリカの核兵器を当てにしているという矛盾に気付かない。威勢が良いだけの勉強不足の保守派からは、核保有なんて物騒な話が飛び出してくる始末。




アメリカの核の傘が無くても、唯一の核被爆国としてのやり方があると思うのですが、全く眼中にありません。保守派もおバカさんが多いので考えもつかないのでしょう。




イランとアメリカが戦争になれば、70年代のオイルショック以上の混乱が起きるでしょう。年内に始まれば、オリンピックも吹き飛びかねません。東京オリンピックは、辞退しての次の機会という前科がありますから、今回もまた同じパターンにはまる可能性もあります。消費税アップで、国民がアップアップしてるところに、戦争でオイルショックと来れば日本経済は瀕死の状態になるのは目に見えています。




オイルショックで日本に何が起きたか、知らない世代の方のためにざっと書いてみます。




○オイルショックとは関係ないトイレットペーパー、洗剤などの買い占め騒動


   紙不足で週刊誌や漫画雑誌はページ数が極端に減らされ、小冊子程度のページ数になる。書籍はページ内に多くを収めるために行数を増やす。




○コンコルド(ご存知でしょうか?   世界初の超音速実用旅客機です)の発注取り消し。


   コンコルドは速度重視のため燃費は全く考慮されていませんでした。燃料浪費と目の敵にされ、細々と開発した英仏が使っていました。




○マツダの経営危機


   ロータリーエンジンの実用化で世界的に注目されていたマツダですが、ロータリーエンジンは燃費が悪く、マツダはロータリーエンジン搭載車を減らしていくことになりました。




○原発整備


   石油火力発電所から原発に移行するよう政府が主導で整備を急がせました。このような言い方は適切ではないかもしれませんが、原発事故はいわばオイルショックが遠因だったわけです。




細かなことはたくさんあります。


・デパートのエスカレーター運転中止。


・ネオンサインの早期消灯。


・ガソリンスタンドの日曜日休業。


・鉄道事業者における最終列車の繰り上げ処置。


・地下鉄事業者の駅の照明間引き。


・日本プロ野球、照明の消費電力をセーブするために平日のナイターを19時前後開始から18時前後(遅くとも18時30分までに)開始に繰り上げ、また週末・祝日は極力薄暮を含めたデーゲーム(夏季除く)で開催するようにした。


・トヨタ自動車や日産自動車、マツダなど主要自動車メーカーが、一斉にモータースポーツからの撤退。


・テレビ深夜放送の休止。特にNHKは教育、総合両方ともに23時以降の放送を休止と日中(総合ではUHFテレビ試験放送を含め月曜日から金曜日の15時-16時台前半。なお、国会中継や高校野球中継が行われた場合は休止時間帯でも放送されていた。教育では14時30分-17時30分の内1-3時間)の放送休止。




これと同じ事が起きたら、やはりオリンピックどころではありません。それでも政治家に騙されて、冷静でいられますか?

 

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06051750 軽忽

この程度なんでしょうね


他人様の知識や良識を云々できるほど優秀ではありませんが、ちょっと考えればわかりそうなものをツッコミを入れるというのは軽忽(きょうこつ)という言葉がピッタリだと思います。



軽忽とは、軽々しく、そそっかしいこと。なおざりにすること。軽視すること。



ある百田尚樹氏のtwitterです。


『安倍晋三は、間違いなくこの何十年かで現れた最高の総理大臣だ。今後、これほどの総理大臣は当分現れないだろう。


これほどの総理大臣に対して「NO!」を突きつける国民は、まさにカエルの群である。


安倍内閣が倒れれば、私たちカエルたちは遠からず滅びることになるだろう…』



安倍シンパ丸出しです。同じ人が、インターネット番組に出演し、岩屋防衛相に怒りを爆発させたというのです。



以下記事引用


岩屋氏は1日、シンガポールで韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と会談した。



百田氏は、握手を交わした際の岩屋氏の表情を問題視した。岩屋氏は両国間にある元徴用工判決やレーダー照射など諸問題が全く解決されていない中、穏やかな表情で身を乗り出しながら手を差し出した。



百田氏は同日、ツイッターで「何、笑顔で握手しとんねん! こんな抜け作が防衛大臣て、嘘やろ!」と猛烈な不快感をにじませた。



改めて、この問題に触れた百田氏は「机を挟んで、韓国の国防大臣と握手した写真が載った。その写真がひどい。岩屋さん、カメラに向かってニカッ笑っとるんですよ。もう国辱的な写真。何、笑顔で握手しとんねん。しかもこの時、防衛大臣はレーダー照射について言うたらしい。(韓国側の反応は)『そんなこと関係ない、事実無根』と言われて。うやむやにされて。こんな人、笑顔で握手できるか!っちゅう話」と怒り心頭。



「当然、にこやかにお互いに協調して同盟結んでいこうという話の前に、『レーダー照射問題どうなっとんねん』と。『謝らんかいコラ!』って話でしょ。『すみませんでした』ってなるはず。それが『いや、そんなもの事実無根や』と言った。笑顔で握手なんかできへんで!」とイスから立ち上がって、抗議の意を示した。


                                                               以上引用終わり



百田氏は岩屋防衛相が〝独断〟で行動しているかのような言いようです。そんなこと絶対にあり得ません。 クビを覚悟で岩屋防衛相が独断専行したというのであれば別ですが、安倍さんからはそんな動きなど微塵もありません。安倍さんの指示でしょう。百田氏は目くらましです。安倍さんが弱腰だと批判されないように、岩屋さんが矢面に立っているだけです。



安倍シンパの領袖門田隆将氏も同じ発言を記事にしています。


『もう一度言う「岩屋防衛相を罷免せよ」』



こういうのって三文芝居というんですけど。国民をバカにしています。



岩屋防衛相の動きを見ると興味深いことがあります。中韓国防相との会談→アメリカ国防次官との会談→F-35飛行再開と繋がります。全てに共通する〝人〟は誰でしょうか?   トランプ大統領です。



百田、門田両氏の目くらましで、トランプ大統領に盲従する安倍さんの実態は見えませんし、安倍さんが韓国に腰砕けになったなんて誰も想像しません。



こういうのが陰謀論!と思われるでしょう。でも、偶然が重なっているのは、偶然ではありません。



キャストが揃っているから、何も考えない人を騙すことはできますがバレバレです。



日韓関係を様々な立場で様々な方法を皆さんに訴えていますが、今こそ日本は主張すべきことを主張しないと、また同じことを何度となく繰り返すことになります。そうした覚悟を示さないと、世界中から日本はいつもと同じように小バカにされてしまいます。


 


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05251119 朝貢好きは朝鮮半島だけではなかった

トランプ大統領が「国賓」として来日します。威勢の良い発言の割には、安倍さんの媚を売る姿は滑稽です。それに気付かない日本人が少なからずいるのは残念です。
 
前回、トランプ大統領が来日した際には横田に降り立ちました。日本ではほとんど取り上げられませんでしたが、〝進駐軍の大統領(最高司令官)〟丸出しでした。
 
安倍さんはファーストネームで呼び合うと親密だと言わんばかりですが、プーチン大統領をファーストネームで呼んで無視されたのは笑いました。安倍さんは確かアメリカ留学経験があるはずですが、わかってないようです。
 
アメリカ人は「ファーストネームで呼んでくれ」とか、よく言いますが、日本人はこう言われると〝気さくな人だ〟なんて思ってしまいます。多分、安倍さんはこれでトランプ大統領と“トモダチ”になれたんだと思ったのではないでしょうか。実はアメリカ人は、誰にでも「ファーストネームで呼んで」と言うのです。本当に親しい間柄になれば、ミドルネームで呼び合います。ちなみに、トランプ大統領はドナルド・ジョン・トランプです。〝ドナルド〟と呼べるからと、安倍さんは得意満面ですが…アメリカ人からすれば、そう大した意味はありません。知り合い程度の感覚です。安倍さんが田舎者に見えてきます。
 
安倍さんのトモダチのトランプ大統領ですが、かなり日本を叩いていたのを覚えていらっしゃいますか?
 
大統領選挙戦では、「同盟国がアメリカに依存せず、自国防衛のために核武装すべきだ」と言っていました。これは、かなり大きなニュースになりました。日本に核武装を認めることは、国際社会の理解の枠をかんぜんに超えてしまっています。「頭のおかしい北朝鮮に対して、日本は自分たちで国を守ったほうがいい」と切り捨てました。
 
選挙期間中盤になると、トランプ大統領は日本に対するコメントを少しずつ軌道修正するようになります。そして、「日本が大好き」とか「日本と素晴らしい関係を築けるだろう」とまで変わります。
 
宗旨替えするのも当然です。アメリカの同盟国ですし、日本が核武装をするのであれば、在日アメリカ軍は日本から撤退するのは当然です。となれば、アメリカのプレゼンスは東アジアから無くなってしまいます。日本が核武装することで、ロシア・中国とどのような関係になるか、極端な言い方ですがアメリカが排除されることも考えられます。
 
もっとさかのぼって、トランプ大統領がビジネスマンだった頃は、日本を見下し、「率直に言って、日本について好きなのはお辞儀だけだ」とまで言っています。
 
トランプ大統領と良好な関係だといえるのは、北朝鮮というカルト国家があればこそです。仮に金正恩がはじけて、アメリカに弾道ミサイルをぶっ放そうとすれば日本が撃墜します。アメリカの露払いです。中国と仮に武力衝突するとなれば、日本の自衛隊がアメリカ軍のさまざまなシステムを補完することでしょう。中朝が存在し、トランプ大統領の任期中は日本国の日本も相応に安泰でしょう。しかし、トランプ大統領は一皮むけば「アメリカファースト」ですので、日本がちょっと蹴つまずいたら最後、トランプ大統領は怒りの魔王となって日本に牙を剥いてくることは間違いありません。
 
日本に「カジノ」といった話が本格化していますが、裏では日本にカジノが出来ればトランプ大統領のお友達が出店するようです。トランプ大統領に媚を売るための、カジノではないかとさえ言われています。カジノの売り上げは3割が国、残りの7割は事業者に渡ります。
 
偶然かもしれませんが、トランプ大統領の最大の支援者であるシェルドン・アデルソンはアメリカでトップの富豪であり、カジノグループを経営者であり、シオニストでもあります。トランプ大統領がイスラエルのエルサレム首都承認をしましたが、これもまた偶然かもしれません。
 
日本では大きく扱われませんでしたが、鉄鋼とアルミに追加関税を課しました。その理由は、「安全保障上必要」と説明していましたが、これは国内産業を守るために追加関税を課したのは明白でした。もちろん、日本の対象になりました。
 
この延長線上にあるのが、アメリカと中国の貿易戦争と呼ばれる追加関税の報復合戦です。自動車に追加関税を課していないのは、実はアメリカでアメリカ人が買う車の価格が上がるためです。売れない車を作り続けて、売れない理由を他国製の車のせいにする。大人気ないと言うか、ビジネスマンとしての能力を疑ってしまいますが、今や世界最大・最強の軍隊の最高司令官でいらっしゃいますので怖いもの無しなのでしょう。
 
そうそう、イランに因縁をつけて制裁に打って出たトランプ大統領ですが、イランの敵対国はイスラエルです。突然、思いついたようにイラン叩きを始めました。シェルドン・アデルソンがユダヤ系であり、トランプ大統領最大の支援者という偶然かもしれませんが、トランプ大統領は世界平和・調和よりもアメリカを私しているように見えてくるのは私だけでしょうか?
 
日本もイランから原油を輸入できなくなるようですが、このままいけばガソリンの価格ははね上がることでしょう。かつてのオイルショックのような事態にならなければ良いのですが。
 
◯◯ファーストで世界大戦のきっかけになった事実を最後に記しておきます。世界中でブロック経済が広まり、日本は戦争で打開する方法を選択しました。オバマ大統領までのアメリカは、同じ轍を踏まないようにと言い続けてきました。アメリカがリーダーシップをとり、自由貿易体制を作ろうとまでしていたのです。それをひっくり返したのは、トランプ大統領です。トランプ大統領に媚を売る安倍晋三。
 
トランプ大統領は私腹を肥やすために世界を動かしているかしれません。世界はトランプ大統領に抗議する市民が増えています。そんなトランプ大統領に媚を売る日本は、トランプ大統領が断罪される時、同罪とのそしりを受けることになるでしょう。
 
朝貢を続ける、と言うよりもトランプ大統領に媚びを売る安倍首相。それを私たちは許して良いのか。問われる時はそう遠くない先でしょう。

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05190118 平和ニッポンを象徴する記事

日本は平和です。
 
近くの国が専制国家で核兵器・弾道ミサイルを持ち、何の罪もない日本人多数を拉致しているというのに、自分に火の粉が降りかからなければ全く関心すら持たない。
 
あれだけの犠牲を出したのに東日本大地震の被害に関心が無くなる。他の大きな災害も同じです。関心を持たなければ、関わらずに済むとでも言いたげな日本人が多い昨今です。
 
地震による被害など考えなければ、地震除けにでもなるのでしょうか。軍事知識を否定すれば、戦争に巻き込まれずに済むのでしょうか。
 
『神奈川新聞』の記事ですが、市民団体(当然、左翼系)「ヨコスカ平和船団」のボートが、ロナルド・レーガン(原子力空母)出港時に、警戒活動中のアメリカ海軍の基地警備用小型哨戒艇(ボート、M60機関銃搭載)とにらみ合った時のことを指しているようです。これを「威嚇」と言えるのか…。
 
乗員は機関銃に手をかけていますが、銃口は上に向けられています。威嚇と言うよりは、「接近するな」と警告していると私は思います。
 
地上で武器を使用する威嚇だと、武器(銃)を示し、相手を狙わずに発砲すると「威嚇射撃」となります。「指示・命令に従わなければ発砲する」との意思表示です。こちらに向かって来る場合は、以下のように対処するとされています。「止まれ」のジェスチャーをする。それでも止まらない場合に銃口を向ける。それでもなお止まらなければ、威嚇射撃を実施します。それでも止まらない場合に危害射撃を実施します。海上でも同じ手順で進められるはずです。神奈川新聞には、団体が提供した画像が載せられていますが、どう見ても威嚇には見えません。
 
「日本は銃社会ではない」と指摘が来そうですが、日本標準では世界に通用しません。日本に駐留するという特殊な存在のアメリカ軍ですが、国境では海保や自衛隊、一般の皆さんも海外旅行などされますので、日本標準にこだわってばかりでは命に危険が及ぶことお考えられるのです。
 
しかし、この団体はアメリカ海軍には阻止線が張られアメリカ海軍艦艇に接近できませんが、海自艦艇にはかなり接近しているのが団体のHPで見られます。今回はアメリカ海軍をハメただけです。
 
団体は威嚇はあってはならないと主張していますが、危険な所に近づくのを阻止されてそうした主張というのは空振りです。大型船に小型の船を近づけるのは、フネに素人の私でもわかることです。
 
主義主張ではなく、真に日本の未来を考えられるようになりましょうよ。でないと、共産主義を標榜する専制国家みたいになってしまいます。日本の平和は日本国民にかかっているのですから。
 
 

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05120150 拉致問題の真実

無条件で日朝首脳会談に臨むと安倍さんは意気込んでいますが、拉致問題について日本人としてよく考え直すべきだと私は考えています。



北朝鮮の核弾頭を搭載した弾道ミサイルの脅威にさらされている私たち日本人ですが、拉致被害者家族は何の前触れもなく家族を奪われたのは、今の私たち、核攻撃の脅威におののいている以上に怒り、恐怖、悲しみに満ちています。



自分の国に住んでいて、何の罪過も無く生活していた人を拉致していったのです。国が守れなかったばかりか、中には捏造と言った日本人が居たのです。



和田春樹(全共闘シンパ・東大名誉教授)


「横田めぐみさん拉致の情報は、その内容も発表のされ方も多くの疑問を生むものである。以上の検討からして、横田めぐみさんが拉致されたと断定するだけの根拠は存在しないことが明らかになったのである」



この発言は北朝鮮による拉致を否定しているとしか受け取りようがないのですが、北朝鮮が2002年拉致を認めると、和田氏は「拉致の存在そのものを否定したわけではない」と釈明しました。



お亡くなりになっているので否定的な話はしたくありませんが、事実としてお話しします。



土屋公献(元日弁連会長)


「拉致問題は存在せず、国交交渉を有利に進めたい日本側の詭弁である」「日本政府は謝罪と賠償の要求に応じるどころか、政府間交渉で疑惑に過ぎない行方不明者問題やミサイル問題を持ち出して朝鮮側の正当な主張をかわそうとしている。破廉恥な行動と言わざるを得ない」



北朝鮮が拉致を認めると、「裏切られたという思い、強い憤りを感じる。北朝鮮政府の言うことを信じ、大勢の人々に対し様々な講演で拉致は無かったと説明してきたことを申し訳ないと思っている」と釈明しました。



辛淑玉、吉田康彦なども拉致を否定していました。知識人と呼ばれるコメンテーターですが、個人ならまだ許容できなくもありませんが、あってはならない「政党」がHP上で拉致を否定していた事実は見逃せません。



社民党です。


「韓国安全企画部や産経新聞のでっち上げの疑惑があり、少女拉致疑惑は新しく創作された事件というほかない」と事件は捏造であるとしていました。これは、北川広和の論文をそのまま掲載したものです。社民党は、ほかにも拉致問題をでっち上げとしていました。〝朝鮮人差別〟だと…。



左翼信奉者だけならまだ救いはありますが、日本政府も動きが鈍かったことは否定できません。拉致被害者家族が警察庁を訪れて情報を求めても、「捜査上の秘密」として何の情報も得られず、法務省人権擁護局では「我々の仕事ではない」と取り合ってもらえなかったそうです。外務省では、「誠意をもって取り組む」と言葉だけの対応。一方では、日本政府は北朝鮮への食糧支援は積極的でした。



これは、由々しき事態です。東日本大震災、原発事故などの復興を地方自治体任せにして国は素知らぬ顔をしているのと同じです。私たちが国の関与がどれほどなのか注意を払っていないと、私たちに禍が降りかかった時、国は責任逃れ走ります。なぜ、責任逃れに走るのか…簡単です。責任を取らされるのを恐れるからです。安倍さんだって、威勢の良い話はしますが、積極的に解決しようなどと思っていないことが誰でもわかるはずです。〝選挙の支持票集めに使えれば良い〟程度の対処しかしていません。



食糧支援に積極的だった政治家は、田中真紀子、畑恵、土井たか子、鳩山由紀夫です。売国奴どころか、北の工作員かもしれません。



しかし、怖いです。皆さんは怖くなりませんか?


ごく普通に生活していて、ある日突然北朝鮮に連行されてしまうんです。政治家は、そんな国を相手に交渉などと言っているのです。報復すら出来ない「国」で本当に良いのでしょうか?



それが、憲法に自衛隊を明記するだけで本当に良いのでしょうか?

 

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